★淡味 邪宗門~五足のくつ~★

天草は「五足のくつ」にある御食事処
美しく続く長い廊下の突き当たりには聖母子像が微笑みます




<夕食>
廊下に流れるグレゴリオ聖歌に耳を傾けながら、全て専用個室となっている部屋へと案内されます。

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この曲を聴いていると、踏み絵を目の前に躊躇うキリシタンのような気分になってしまうのは何故でしょうか? 
連日の飲み過ぎを懺悔するべきでしょうか?

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予約時にアレルギーや食べ物の好みを言っておくと、全て抜いてくれます。
じゃこと紫蘇と梅が苦手(日本人じゃない?)と言っていたので、食前酒の梅酒が違うものになっていました。
お酒の好き嫌いはないので、梅酒は大丈夫だったのですが……。
ちなみにバジリコとパクチーは大好きなのです。(日本人じゃないかも……)

菊花寿司などの先付に続き、お椀は萩真薯。

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「東シナ海の恵み」というお刺身には、色鮮やかで様々な種類の貝殻がある緋扇貝という珍しいお刺身も頂きました。
帆立貝みたいな味です。

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焼物はイサキで、上に載っているパリパリポテトが良いアクセントになっていて大変美味しかったです。

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塩うに茶碗蒸しの器に惚れちゃいました。

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煮物はアコウ鯛と小芋、茄子、南瓜のオランダ煮。

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一緒に御食事が出されます。
じゃこがダメなので代わりに里芋御飯になりました。

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↓これが「じゃこめし」大変美味しいそうです。
でも里芋御飯も強請ったら、もう1杯持って来て下さいました。

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デザートは倉岳シモン茶の葛練り。
お魚料理だけなのに満足できる御献立でした。

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給仕の方が、一品毎に素材から調理法まで大変丁寧な説明をして下さるので、これなんだっけ? と言いながらも、つい頂いてしまいます。
食後のデザートが苦手なのに完食してしまいました。

<朝食>
朝の廊下にもグレゴリオ聖歌が流れます。
朝から飲んでいるのを懺悔すべき?

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ここで問題です。上下の御膳の違いはなんでしょう?

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……ハイ、下膳のじゃこが上膳ではキンピラゴボウに変更されているのです。
どうやら、ここのじゃこは御土産に販売されているほどの自信作らしいです。
申し訳ないです……。