★串カツ 天七本店★

下町の路地にある有名な立飲み屋さん
勤め帰りのサラリーマンでいつもいっぱい
でも椅子がないので満席になることはありません



混んでいると自分のスペースはお皿の分だけ。
身体を斜めにして食べたり飲んだり。

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これで3人分のスペースです

 <天七のマナー>
1)まずカウンターに置かれた銀皿の前に立ち、皿の上のおしぼりで手を拭きましょう。
2)飲み物を注文しましょう。すぐ運ばれてきます。
3)目の前にぶら下がっているメニューを眺めながら、串揚げを2~3種類選びましょう。
 ※串は2本単位ですので、1人の場合は頼み過ぎないように!

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板が裏返ってしまっているものは売り切れです。(アジがない……) 

4)串揚げを揚げている間、カウンターの上に無造作に置かれているステンレスバット内の生キャベツをつまみながら飲んで待ちましょう。
5)煙草を吸いたいが灰皿が無い……。
まさか禁煙? でも皆、吸っている……。従業員まで吸っている。
「灰皿!」なんて頼まないでくださいね。そう、足元を見て。

1237646150.jpg←これが灰皿です。

6)さあ、串揚げがきました。喋ってないで熱いうちに食べましょう。

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エビと、レンコン。

7)ソースは共用ですので、二度づけ禁止です。
アツアツをジャボっとソースバットに入れて、そのまま引き上げてソースが垂れなくなるまで少し待ちましょう。

カラッと揚がっていて油がしつこくなくて、何本でもイケてしまう味です。

8)あっ、ダメですよ。
いくら床がゴミだらけでも、食べ終わった串を捨てては……。
出入り禁止になります。
ここは串の本数と長さでお会計をするのですから、ごまかしたと思われちゃいます。

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若鶏、右のキャベツは食べ放題。

9)立ちっぱなしで疲れちゃいました? でも、カウンターに肘はつかないでくださいね。
ゆっくりと食べたかったら、すぐ裏にある座って食べられる天七分店に行ってください。

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左からウインナー、キス、イカ。

10)「お会計!」と言うと、カウンター内の従業員が銀皿の上の串の本数と飲んだグラスや瓶の数を、お客さんの目の前で数えて合計金額を言います。
実に明朗会計です。

関西風と看板に書いてありますが、大阪の串揚げよりはさっぱりとしていて大人の味です。
最近は女性のお客さんも見掛けます。
この日も、もう1人後から入ってきました。

1人でフラッと立ち寄った風情のサラリーマンが多いので、つい人物観察などしてしまいます。
串カツを手にビールを飲み、2,000円ほどの会計を済ませると、背中を丸めて駅へと向かう。

日本人の哀愁を感じてしまうのは私だけでしょうか?