「ミシュラン京都・大阪2010」で一つ星を獲得したという情報を知らずに予約した「山玄茶」。
知らないということは恐ろしいもので、
「予約の時に、梅と紫蘇は苦手だって言ったのに、お造りに梅肉が付いてきている~」
と言うと仲居さんが代わりにお醤油の小皿を持ってきたのですが、慌てた様子で御主人らしき方が部屋に来て、
「聞いていたのに申し訳ございません。どうぞお塩でお召し上がりください」とお醤油を下げていきました。
鱧(はも)にお醤油は合わないな~と思っていたJUNOめは、ナルホド!と納得。
ついでに柚子なんかも苦手~と御主人らしき方にエラソ~にのたまう……。
(日本料理店に来るな!って言いたくなりますね。。。)
そんな傍若無人な振る舞いも快く受け入れて頂き、さすが一つ星!
……って、今知ったくせに
今回は、なんと2時間20分もの食事時間を費やしたフレンチなみの、いやそれ以上のコース料理をキチンと(いつも忘れているので……)御紹介!
場所はいつもの通り、説明できませんので(方向音痴に京都祇園は難し過ぎる~)お店のWEBページにリンクしてくださいませ。
入ってすぐ左手がカウンター席。
その奥に階段があり、2階は個室となっております。
電話で予約の際に、コースも決めておきます(仕入れの関係だそうです)。
金額しか言われないので、内容をグチャグチャとしつこく聞いたところ、16,500円のコースに決定。
個室かカウンターかも聞かれたので、これまたしつこく雰囲気などを尋ねたら、落ち着けるということで個室に決定。
個室料金=1人+500円です。
日本酒ですね、ここは、やっぱり。
先付は「鮑とウニの酢の物」鮑とウニが段々になっています。
そして「松茸と鱧と湯葉のお椀」
「鯛と車海老のカルパッチョ」
続いて「鱧とホッキ貝のお造り」
ここで上記の問題が発生し、御主人らしき方(もう、御主人と呼ばせて頂きます)が、カルパッチョは大丈夫でしたか? と心配されておりました。
スミマセン……。
とっても美味しいです
屋形船の中は……、
「近江牛のにぎり、芽葱のせ」
おいし~! もうひとつ食べたい……。
焼き物は「のどぐろ」。
JUNOの方には、レンコンもない。。。
ほらね、あんまりワガママ言うと、こうなるの!
(でも、酸っぱいので抜いてくれたようです)
秋を感じさせる虫籠の中には趣向を凝らした「八寸」
一度、活きている伊勢海老を見せてから、目の前で網焼きです。
ヒゲが長くて御立派!
「アサリの合わせ味噌の冷たいスープ」
「ちり蒸し」、桜の葉っぱで蒸しています。
御飯とともに、しらすと香の物。
シジミの澄まし汁。
お味噌汁の上澄みだそうです。
そしてここで再び御主人が登場。
艶々と色っぽい白米を愛おしそうにお茶碗に盛ってから、
「はい、これがメインでございます。まずはやわらかい御飯を一口そのまま召し上がってください」と笑顔で。
茶懐石の最初の御飯ほどやわらかくはなく、程よく甘い口当たり。
滋賀県のコシヒカリだそうです。
2杯目は卓上のしらすをのせたり、御主人が色々な提案をしてくれます。
そこで、「卵かけ御飯は?」というお言葉にピクリ!
素早く反応し、
「じゃあ、御飯もっと~」と足してもらい、卵の黄身と海苔を掛けて頂き、
「ライス・カルボナーラとウチでは言います」と差し出され、
「おいし~い!」と2人で土鍋分完食。
御主人も嬉しそう。
そして水菓子が、「フルーツの白ワインジュレ レモンシャーベットをのせて」
「フルーツの白ワインジュレ レモンシャーベットなし」はJUNO用。
……レモンは大丈夫なんだけど、な。
自業自得。。。(-_-;)
「デザートは何にしますか?」と聞かれ、
「あれ、さっきのデザートじゃ?」と尋ねると、
「先ほどのは水菓子で、次はデザートです」とのお答え。
デザートはもうムリ~と思って一応選んだのが、「白あんの水ようかん 黒蜜添え」
美味しくて食べちゃった!
満足、満腹、です。
お土産も頂き、御主人とお店の方に見送られ、お店を後にしました。
このあとに行ったお茶屋さんのママが言うには、「山玄茶」は予約が取りにくいお店だそうです。
知らないとは恐ろし~