★オーベルジュ ル・タン★

ル・タンの料理は自家菜園で育てた採れたて野菜がお皿を飾ります
野菜嫌いの人でも自然に口に運んでしまう心憎い演出




予約の際に「シェフおまかせディナープラン」でお願いしました。
ここのオーベルジュは部屋の大きさではなく、料理内容で宿泊料金が変わります。
最初に部屋に案内された時に、苦手な食材を聞かれました。
フレッシュトマトが苦手だと言っておいたら、レストランのスタッフの方全員がそれを気にしてくれました。

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アミューズ・ブーシュにトマトのムースがあったのですが、1皿はキュウリのムースに変えて運ばれてきました。
ディップにつけながら食べる野菜が甘くて美味しい!
右のアントレは金目鯛のサラダ仕立てです。
この他に鴨肉も選べます。
プリフィクスメニューなので2人で全て違うものを選んでみました。

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2番目のアントレは、フォアグラと黒米のレタス包み白インゲン豆のソースか岩ガキのガスパチョ仕立て。
このガスパチョが最高に美味しかったそうです。
その他に胡瓜の冷製ポタージュスープも選べます。

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鮑のヴァプール朝採りの野菜を添えて

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ワサビのグラニテ

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熱川の豚肉2種類の味わいで

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あしたか和牛のポワレ ボルドレーズ

メインの肉料理も2種類異なるものを選びました。
それぞれの味が楽しめて嬉しいですね。

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↑これはシェフのサービスです。牛肉の一口シチュー? そしてフロマージュ。

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デザートはワゴンサービスでした。
「全部!」と頼んだら、全種類を少しずつ盛り合わせてくれました。
これがどれも美味しかったので、全部と言って正解だと思いました。
BARコーナーに席を移動したら、プティフールとコーヒーが運ばれてきました。
可愛らしいプティフールは部屋に持っていかれるようにしてくれました。満足……。

オーナー・シェフの三輪氏が各テーブルを回って食材の説明をしたり、何回もダイニングに顔を出したりしてお客様の様子を窺っている姿に、あぁこれが本当のオーベルジュの在り方なんだろうな、と感心しました。
食事が終わって、三輪氏に料理を絶賛したら、少し照れたような笑顔になり、
「どうぞ、ごゆっくりなさってください」と言われました。
時間を気にせずゆっくりと食事をする、身体に良い野菜を厭味なく料理に調和させる、フランス料理を食べてこんなにリラックスしたのは初めてでした。
夕食を食べにわざわざ伊豆まで足を運びたくなるオーベルジュです。